藤沢市の戸建て住宅リノベーションが先日から着工しました。
解体作業が進んでいます。
完成当時の図面を元に、筋交いや柱梁といった躯体の構造部位の確認。概ね当時の図面通りでした。
土台や柱にシロアリ被害や腐朽箇所は見当たらず良好な状態です。


今日から足場を架けて2階部分の解体作業に入っていきます。
リノベーションの場合の解体作業は、壊して良い部分と残さなければならない部分の判断が必要です。解体業者さんと現場監督で解体範囲の確認は慎重に行わなければなりません。
解体で発生するゴミは一般ゴミと分けられ、産業廃棄物に分類され、分別と処分が年々厳しくなり解体業者さんの手間は増える一方です。

SDGs-12では、
「つくる責任 つかう責任」
が求められています。
私たち建設業はつくる立場として責任ある立場です。
つくる時も壊す時も、ゴミを出さない建築をしていかないとならない立場です。
同時に、お施主様にもつかう責任としての認識を強く持っていただきたいと思います。
現状、解体現場から出る産廃はリサイクルされ再び使われるものもありますが、多くは行き場のないゴミになります。
美しい環境を未来に残していくために、繰り返し思考して試行して、新しい建材のサイクルを作り上げて行きたいと思います。
可能な限り現場の状況をお伝えしたいと思います。