写真は石灰石です。
リーバイエスのリフォーム・リノベーションは、漆喰の左官壁が基本です。
先日、その漆喰(しっくい)の壁材を作っている栃木県の村樫(むらかし)石灰工業さんに見学に伺いました。私は残念ながら伺えませんでしたが、スタッフのレポートブログはこちらになります。
村樫石灰工業見学レポート
漆喰の原料、石灰岩(石灰石)は何と海のサンゴ虫類などの海の生き物たちの死骸が堆積したもの。約2億5,000万年前ぐらい前に遡る堆積物だそうです。地殻変動で地上に隆起した石灰岩は日本にもたくさん分布しています。
その石灰石を焼いて水を加えると白い粉(消石灰)になり、漆喰のもとになります。面白い、不思議、楽しいです。
漆喰壁はとても多機能です。
自然素材ゆえ安全であることはもちろんのこと、調湿作用や抗菌作用、CO2の吸着作用、化学物質の吸着作用、消臭作用、劣化しにくい、汚れない・・・。
とにかく優れた壁材であり、日本でも世界中でも歴史ある普遍的な素材です。
海沿いの湘南に来てわかったことですが、湿気を多く含む気候では、夏季特に梅雨時は家中のいろいろなものがカビてしまいます。そんな環境にあって特にこの漆喰壁はお勧めです。
ビニルクロスなどの樹脂素材や接着剤は、化学物質の揮発により人体に悪影響を及ぼすと同時に、湿気に弱くカビやすいです。
多くの皆さんに漆喰の優位性を知っていただき、是非しっくいでのリノベーションをおすすめしたいと思います。
主張しない真っ白な漆喰の壁は、家具や照明などを引き立たせてくれます。そして室内を明るく清潔に保ってくれます。どうぞご相談ください。