手がけていた築100年超の大きな古民家のリノベーション。
ようやく完成しました!
6/13(土)・6/14(日) 完成見学会を開催します。
詳細お申し込みはこちらから。高山村古民家完成見学会。
リノベ前の外観はこんな感じでした。
100坪を超える大きな古民家なので、今回の工事では1階の半分と主に外壁の改修工事でした。
居住スペースとなる部分の水廻り(キッチン、風呂、洗面脱衣、トイレ)、リビング、寝室、土間空間の改修工事になりました。
暖房は薪ストーブを入れました。
太いケヤキの柱。
ご覧のように根元が腐ってしまっていました。
シロアリの被害ではなく湿気などによる腐朽菌の腐れのようでした。
腐ってしまった根元の部分を除去し、そこに新しいケヤキの材を継ぎ足しました。
「根継ぎ」という技術です。
とても手間がかかりますがこれから更に50年、100年とこの家を支えてくれます。
すぐに壊して建て替える今の建築ですが、昔はこうやって部分的に補修しながら、家を大事に大事にしてきました。人件費が高くなり材料費がとても安くなってしまったからでしょうか?
こういうことができる大工さんも減り技術も退化しています。
誰も住まなくなってしまった田舎の古民家。
住み継ぐ方が現れ、壊すことなくまた何十年も存在し続けることができます。
お施主様は東京からやってきます。月に数日は東京のご自宅に戻りますが、大半はこの高山村にいらっしゃるそうです。田舎での暮らしをとても楽しみにしています。
見学会へ、皆様のご来場を心からお待ちしております。
こじま